THINK UNIVERSAL×ヒューマンライブラリー第2弾!楽しんできました♪
THINK UNIVERSAL×HUMAN LIBRARY Vol.2
「読書感想文大会」~おとなになって読書感想文書いた?~
年末の忙しさがにわかに感じはじめる12月8日(土)㈱リクルートスタッフィング本社1階会議室をお借りして「THINK UNIVERSAL×HUMAN LIBIRARY 第二弾」を開催しました。
こんにちは。両育メンバーのさきこです。
今回は新橋の駅前での開催。土曜日の夕方からという遅い時間帯にも関わらず、寒い中足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
ヒューマンライブラリーとは?
2000年にデンマークで始まり、世界中で行なわれている取り組みで、日本では「生きている図書館」とも言われています。人を「本」に見立てて、参加者1〜3名が「読者」となり、30分間、「本」との対話を通じて相互理解を深めることを目的としています。主に冒頭の数分間は「本」役の方がテーマに沿ってお話しし、そのあとは参加者となる「読者」からの質問に答えるなど、自由に対話します。話したくないことを聞かれた場合は、無理に話す必要はありません。なお「読者」の方には、「故意に本役を傷つけない」ことが参加条件となり、これに承認した方のみが参加できます。当事者が「本」となり、参加者は読者として行われます。
なお、両育わーるどでは昨年末にも開催させていただきました。
第2弾は、読書感想文を書く!
ヒューマンライブラリーは通常ライブラリーとあるように図書館として読者が当事者の経験や日常感じていることなどを聞いて理解を深めることが目的としています。今回は前回とは趣を少し変え、ヒューマンライブラリーにご参加された方に「読書感想文」を書いていただきました。なぜか、本役となって頂いた方に聞いた感想を届けたかったのからです。それも丁寧に気持ちをお返しできる方法はないかと。
両育わーるどが開催するイベントなんだから「ともに学びあう」をキーワードにしたい。だから、参加者に感想文を書いて本役をしていただいた方に届けようよ!そこから新しい何かが生まれるかもよ~(byほしの)
と、相変わらず適当な思い付きで企画が開始したのです。
(当初、参加者だけだったのですが、結局、本役の方も書くことに…笑)
写真では見えないですが、実際に400字詰めの原稿用紙に書いています!
鉛筆で文章を書くのなんて久しぶり…となかなか筆が進まない方も。
アンケート形式でなく、真っ白な原稿用紙に自分で書き進めていく作業は新鮮で、段々と口数も少なくなり、最終的には皆さん黙々と取り組んでいらっしゃいました。
その後、みんなの感想文を机に並べ、お互いに読み合う、というこれもまた新鮮な体験。
自分が読めなかった本の感想文を見て、この話も聞いてみたかった…!という声も上がりました。自分が読んだ本の方の感想文を見て、こんな事を感じながらお話ししてくれていたんだなあ、という発見もありました。
テーマは「仕事」「恋愛」。少人数での対話
今回、テーマを設けてお話をしていただきました。本役ひとりに対し、読者は1〜2人。また、大きな会場に仕切りは作らず、形式ばらず、アットホームな雰囲気で行われました。
私が聞かせていただいたのは、「脊索腫(せきさくしゅ)」という病気を抱えるパートナーさんがいらっしゃる、日暮(ひぐらし)さんのお話。
脊索腫は、頭の中に腫瘍ができ、神経や脊髄を圧迫して身体の自由が奪われていく病気。病理組織は良性、とされるのですが、切除しきれなかったり、切除してもまた発生してしまうこともあり、根治が難しい病気だそうです。
この病名、なんて読むかわかりますか?という日暮さんの問いかけからから始まり、どういう病気なのか、何がしんどいのか、などを聞きました。少人数だったので質問もしやすく、会話が弾みます。
そして、いよいよテーマ、恋愛のお話。
どこで知り合ったんですか?どんなところが好きですか?どうして付き合おうと思ったんですか?告白の状況を詳しく!!…と質問攻め。笑
そして、ひとつひとつ丁寧に答えてくださる日暮さん。
病気や障害を持って、もしくは持っている人と恋愛をすること。その先を考えた時のこと。
物理的に難しいことも多い、けど、明るい声で話す日暮さんを見て、それ以上の楽しみや喜びもたくさんあるんだろうなあ、と感じる時間でした。
読書感想文付きヒューマンライブラリー。
初の試みでしたが、いつものヒューマンライブラリーよりもその場で一旦自分の考えや感じた事をまとめるので、より濃く自分の中に残っている気がしています。
インプットだけでなくアウトプットもできる両育わーるどのヒューマンライブラリー、次回開催も乞うご期待!
by さきこ