よくある質問
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◆イベント参加
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1、1日のスケジュールはどうなっていますか?
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施設ごとに異なりますので詳しくは、参加するページを確認下さい。
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2、事前に勉強しておくことはありますか?
- とくにありませんが、この「よくある質問」に目を通して頂くとよりイメージがわくと思います。また、福祉施設によっては、事前資料が配布されたり、初回に事前説明を受けることもあります。
3、何か持ち物はありますか?
- 福祉施設ごとによって違いますが、動きやすい服装でお越し下さい。過度なオシャレ、アクセサリーはご遠慮ください。
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4、不慮の事故が心配です。
- 各福祉施設ごとに、ボランティア保険を掛けますのでご心配いりません。
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5、コミュニケーションが苦手な子供達に関わるボランティアは初めてです。彼らと接する上で大事な心構えがあるとしたらなんでしょうか?
- 相手に対して「障害者」というレッテルを貼らないことです。施設には何らかの障害(『自閉性』など)を持っている子供たちが来ますが、「この子は自閉症だからーーができない・・・」という考え方で関わっても、その子どもとの関係は築けません。まずはレッテルを貼るのではなく、彼らをより良く知るための第一歩として、その障害の特性を知ることです。コミュニケーションが苦手な子どもたちが、その場で不適応な行動をする時、そこにはなんらかの意図があるものです。また、こちらが思うように彼らが動かないことにも理由があるのです。「あの子はーーーだから」で片付けるのではなく、その障害をもった子の特性を少しずつ理解し、対応していくことで、お互いの理解が進むものです。それがある意味で「両育」です。
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6、通常のコミュニケーションが難しい子どもと関係を築く上で、初めての人でも可能な「ことば掛け」の仕方はありますか?
- 言葉のかけ方は「短く」「ゆっくりと」「低い声で」「小さな声で」「具体的で」「肯定的」であることが基本です。例えば、机の上に上がった子どもに向かって「危ない」「いつも注意してるでしょ」といっても抽象的で分かりません。逆に「おりて」と具体的な言葉を伝えればそれで伝わるものです。また、言葉以外の合図としてジェスチャーや指差しがありますが、特に「指差し」は意味を成しません。なぜなら、指先と指されたものとを点線で結ばなければ、指図が何の意味を持っているのか理解しにくいのです。言葉にしても指図にしても、直接的で相手にとって分かりやすくなるように、手振り身振りで最適なコミュニケーションの仕方を探ってみてください。
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7、ことば掛けに気をつけても、中々通じないこともあります。どうしたらいいでしょうか?
- 言葉で理解できなくても、子どもが自分で動けるようになるためのきっかけとなるような「もの」を周りで探すといいでしょう。例えば「食事をします」という場合には、お皿やお箸を渡したり、「歯磨き」なら歯ブラシを渡すといったことです。
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8、子供達とどんな「距離感」を持ったらいいでしょうか?
- ある程度の距離感。具体的には「1メートルぐらい」が目安です。コミュニケーションが苦手な子供達は「自分の空間を大事にする」人たちです。仲良くなりたいからといって急接近すると、彼らは窮屈に感じてしまうことがあります。人が嫌いなわけではない彼らとの距離感をある程度持つことで、少しずつ子供達の方から近づいてくる瞬間があります。その時を待つ忍耐も必要です。
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9、子どもが急に混乱してしまいました。どうしたらいいでしょうか?
- 特にあなたが子どもに対して悪いことをしたわけではないのに、急に泣きだしたり、機嫌が悪くなる場合があります。その原因として、体で感じていることを表現できないということがあります。例えば「暑い」ということがあります。靴下を履きたがらないなど、温度と関係するようなちょっとしたエピソードがある子については、服を一枚脱がせて見たり、涼しい場所へ移動するなど試してみるといいでしょう。
また、「音が苦手」な子どももいます。何気ない小さな音も不快な音に聞こえてしまいますので、特に大きな音がする場所では、静かな場所に移動するといいでしょう。 -
さいごに
- 福祉施設ごとに、子ども達の育成理念や方針があります。時には、施設が変われば違う対応を求められるかもしれません。分からないことがあれば、施設の職員さんに聞いてみてください。
(2014年1月31日更新)