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東京都港区が難病患者就労体験職員の募集を開始

東京都港区において、港区難病患者就労体験職員の募集(会計年度任用職員区分B・事務補助)が始まりました。申込締切は、令和7年5月30日(金曜・必着)。働きたいけど就労のハードルが高いと感じていた難病の皆さん、応募してみませんか?

この取り組みは、次の三点において画期的な取り組みといえます。

第一に、東京23区役所の職員採用は特別区人事委員会が取りまとめていますが、区独自でもできるところから始めよう、まずは始めてみることが大切、という前向きな姿勢です。

第二に、対象者を障害者総合支援法に規定する疾病の診断を受けている者、としたことです。障害者手帳を持たない多くの難病者にも道を開きました。

第三に、1日当たりの勤務時間数は1時間から6時間までの間で実習生の希望に応じて決定、勤務日数は週1日から5日のうち実習生の希望に応じて決定と、本人の体調に応じた柔軟な働き方が選択できることです。

ひとりでも多くの方が応募し、この取り組みが注目されることを願っています。

詳細は以下のページをご確認くださいませ。
https://www.city.minato.tokyo.jp/jinji/bosyu/intern.html

~私たちの取り組み~

2018年に当事者・支援者・企業・医療者らとともに立ち上げた難病者の社会参加を考える研究会の活動として、今年2月6日にメンバー3名が港区役所を訪問し、人事課の皆様と懇談しました。

「まずは勉強したい」と、大変熱心に話をお聞きいただきました。

また、2月25日には港区議会において、交流のある さいき陽平議員が難病者の就労について一般質問をされました。

(モリ―)