ヒストリー
知的・発達障害児の療育ボランティアから、NPO法人設立へ。
NPO法人「両育わーるど」の代表・重光は、約15年前から、障害児の療育に関わってきました。最初は月に1回程度、子ども達と餅つきや梨狩り、福祉バザー、宿泊などの集団指導プログラムを通してボランティアを行っていました。2011年に有志の仲間と「療育は両育プロジェクト」を立ち上げました。現在は、プロジェクトを法人化し、「両育わーるど」として、調布市の障害福祉分野との協働をはじめています。
障害児との関わりは、大人にも成長の機会を与えてくれる。
重光には、ボランティアやプロジェクトを通して、いくつもの気づきがありました。
1、知的・発達障害児には、成長の可能性が多いにある
2、知的・発達障害児の育成現場は、人材採用・育成や運営状況が非常に厳しい状況にある
3、知的・発達障害児との関わりは、関わる側にも学びや成長の機会を与えてくれる
これらの実体験から、“子ども達とその関わり手”と“社会”とを繋げる「りょういく」サイトを立ち上げるきっかけになりました。
コミュニケーションの本質を感じ、他者との関係を築く。
現代は「心の時代」といわれ、コミュニケーションに悩む人が増えています。幼児・児童だけでなく、大学入学や就職の際に発達障害の一種である学習障害であることが判明したり、核家族化や地域コミュニティの希薄化が進む中で、コミュニケーション能力や人間力をいかに養うかが社会問題になっています。このような状況の中で、障害児と信頼関係を構築するプロセスは、コミュニケーションの本質を感じ、他者との関係を築くチカラをつけるきっかけになるのではないかと考えています。
誰もが生きいきと生活する社会を目指して。
“発達障害児及び育成者”と“企業・地域住民”の交流を促進し、皆が当事者となり相互に学び合える、リアルな繋がりの実現を目指して、「りょういく」サイトを発展させていきたいと考えています。 この入口をWebサービスにて提供し、子どもを支援することは、単に与える側になるのではなく、支援者の人間観に問いかけ、人との関わりの原点の体感に繋ぎ、育成環境の充実を図っていきます。