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【251222開催報告】東京都立石神井高等学校様向けワークショップ THINK DIVERSITY

開催報告

東京都教育委員会が実施する「インクルーシブな学び」プログラム事業の一環として、東京都立石神井高等学校様にお伺いし、高校1年生を対象に「見て・聞いて・想像するインクルーシブ学習」を実施いたしました。同校は様々なインクルーシブ授業を3年間かけて実施しており、今回はその授業の導入部分として実施をさせていただきました。

実施概要
2025年12月22日(月)、対面にて参加された約280名の1年生の皆様とともに、2時間弱の授業を行いました。

プログラム THINK DIVERSITY~インクルーシブ学習~ <対面開催>
–THINK DIVERSITY–
➀アイスブレイク
アプリを利用し視覚障害の見え方を疑似体験や、身体の使い方に制限を設けた折り紙体験を実施いたしました。
➁聞く
障害・難病のある当事者(筋ジストロフィー)であるメンバーから、過去や日常生活での経験について直接お話をさせていただきました。
➂想像する
もう一人当事者(クローン病)のメンバーは普段何に困っていそうか等をチームで話し合っていただき、当事者と対話しました。
④インクルーシブを考える
後半はグループワークを実施。生徒の皆さんが実際に行った校外学習を思い出してもらいながら、難病とともに生活するメンバーが一緒に参加した場合を想定し校外学習の工夫を話し合っていただきました。

<参加者のコメント>
・当事者の方自身が「障害があるから特別扱いよりも,みんなと同じ対応をしてほし い」と話され,必要最低限のサポートはするものの「配慮しすぎは返って失礼になり得る」「平等に接する環境づくりこそが真の配慮」という気づきを得た。
・相手が本当に求めるサポートだけを提供し、「過剰な手助けで相手の自立心や居心地を損なわない」ことを心がける。
・実際に3名の当事者役の要望を聞きながらカレー作りや校外学習プランを考え、「誰もが楽しめる役割分担や工夫をどう組むか」「過剰な配慮と最低限の配慮のさじ加減」を班で議論しあったことで、実践的なインクルーシブ思考が身についた。

研修を終えて~登壇者より~
・本研修に臨むにあたり、当事者として以下の思いを込めました。
 – 配慮とは優しさではなく、本人にとって必要な環境づくり。必要な配慮は見た目だけの特徴では分からない。
 – 福祉に限ったことではなく、飲食店や今後職場の同僚として障害や難病の方と出会ったり、ご家族も自分自身も当事者になる可能性があります。そんな時に少しでも情報を知っていると受け止め方やコミュニケーション等が変わってくると思う。

・生徒のみなさまは積極的にワークに取り組んでくれ、学生らしい自由な発想で意見を話してくれました。これらのやり取りを通じて、自分自身のバイアスや世界が広がるきっかけになれたと感じております。

身の回りにいる人たちへの相互理解を深め、「難病の有無に関わらず、互いの個性を認め合い、多様性を尊重しながら支えあえる共生社会」を実現するために、今後も多くの学校様へ研修を提供してまいります。 規模・特性・参加者人数などに柔軟に対応可能です。
研修開催のご相談は、いつでもお気軽にお問い合わせください。
(谷山・大塚)   

ご参加いただいた石神井高校の皆様、ありがとうございました。
・都立上石神井高校のHPにも掲載いただきました。
 https://www.metro.ed.jp/shakujii-h/news/2025/12/newsentry_104.html

◇イベント・研修プログラムに関する問い合わせ先
特定非営利活動法人 両育わーるど https://ryoiku.org/contact/
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