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幼稚園児150人と、「記号カラダンス」!!

幼稚園児150人と、「記号カラダンス」!!

こんにちは!DJブロガーの「のぞみん」です。先日、150人の幼稚園児たち、先生たちと一緒にくはのゆきこさん(ダンスファシリテーター)による「記号カラダンス」を踊ってきました!

 

記号カラダンスとは?

 

このプログラムは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた「オリパラ教育」の1つで、障がい理解や運動啓発を推進するために行われているものです。

以前の記事も参考にしてください!)

 

今回は、「くはっち」ことくはのゆきこさんのサポート役として車いすユーザーのスタッフが2人(私ともう一人)、その他に4人と合計で7人!(でも150人に対して7人?あら大変)

 

まずは、園長先生によりご紹介頂いた後、くはっちを始め、スタッフの自己紹介。挨拶に対して園児たちも大きな声で答えてくれて、私たちも元気をもらえます。

 

そして、プログラムの始まり。

くはっちの掛け声と共に、園児たちはジャンプしたり床に寝転んだり、「背中カイカイ(背中がかゆい)の動き~!」と床でジタバタしたり。

自由にそれぞれのダンスを繰り広げています。

園児は楽しそうにダンスしていますが、中には車いすのスタッフが気になってしまう子もいます。

そうです!

実は、車いすに乗っているスタッフとの交流もこのプログラムのとても大事な目的の1つなのです。

 

自然に、交流する。

 

このプログラムをきっかけとし、自然に障害を抱えている人との交流をすることもこのプログラム大事な目的なんです!

でも、自然に交流するといっても難しいですよね。なので、最初のきっかけは「車いす」でも、次第に「車いすユーザー自身」に関心が行くことが重要なポイント。

 

今この文章を書いている私自身が車椅子ユーザーで、実際に参加したメンバー。最初は車いす自体に興味を持って集まってきますが、視線の高さが近いからなのか徐々に「友達」として接してくれるようになりました。

「このレバーなに?」

「どうやって動いてるの?」

「レバー動かしてもいい?」

 

と言って車いすへの興味から

 

「ねぇ、なんで車いすに乗ってるの?」

「好きな食べ物は何?」

 

と、質問内容にも変化化があります。そして一度友達になると矢継ぎ早に質問が飛んできます!

そして、なんで歩けないかなどの質問に対して

「病気が原因で皆と同じように歩けなくなったの」

と伝えても、すぐに子供達には分からないと私は思っていました。

 

しかし、意外に「マヒ」という言葉を知ってたり、

「おじいちゃん、おばあちゃんが車いすに乗ってるよ!」

など、実は身近に車いすがあったりするので「分からないだろう」と考えすぎて伝えないのも良くないと実感したのです。

 

今回は、一緒にお昼ご飯!!

 

ダンスワークショップ終了後、園児たちに「お昼ご飯も一緒だよ!」と伝えたところ、とても喜んでもらえました。(一緒にダンスしたからもうお友達!)

 

ダンスの非日常から昼食時間といった日常へ!この交流は子供たちにとっても、私たちにとっても大事な時間となったのです。

お昼ご飯は、各クラスにくはのさんを始めとしたスタッフが1~2人付き、子供たちと一緒に食事をしました。先ほどとは雰囲気も違い、スタッフを身近に感じてくれたのか、子供たちも「僕これ好きなの!」「私の名前なーんだ?」と、自己紹介を次々としにきてくれます。

「この車いすどうやって動くの?」と、ハンドルを激しく動かしてくる子供たちも沢山。

 

実はそこで心配していた出来事が起きました。

 

車いすの電源スイッチを、子供たちがONにしてしまい、少しだけ動かしてしまったのです。女の子のスネに軽く当たってしまい痛そうにしていました。

そのことに子供たちも気付き「ハンドルをむやみにいじってはいけない」ということが少し理解できたのかな。

 

「ここは触ってはいけないよ。」

 

言葉ではわかりにくいかもしれないけれど、実際に車いすを触ったり体験することで、気付くこともあると思います。子供たちも「やっていいことと、悪いことがあるんだよ」とお互いに注意しあっていてよかったです。

そして先生からも「皆も自分のものを勝手に触られたら嫌でしょう?お姉さんの車いすもそうで、触る時はお姉さんにちゃんと聞いてね」と注意が入りました。

 

ここで私自身も、子供たちへの伝え方を考えねばと反省しました。理解してもらえるかの不安は、大人相手より大きく、しかしこの年代で「身近な存在」であることを知ってもらうために、私たちからももっと歩み寄らなければと思いました。

 

最後は絵本の読み聞かせ。

 

その後は絵本の読み聞かせの時間。別の車いすユーザーのスタッフが、元幼稚園教諭だったそうで、子供たちが引き込まれ、しっかりお話を聞けていました。

読んだ絵本は、車いすの子が登場する「ろってちゃん」と、クリスマスにピッタリな「さんかくサンタ」。後者を私は読み上げましたが、絵本の読み聞かせは初めてで、皆が見えるように、絵本を持ち上げるのも難しい。そこを同じスタッフにも手伝ってもらうようにしよう、と反省しました。

 

今回は子供たちに障害を学んでもらうだけでなく、私たちの伝え方も大事であると学ばされた、オリパラ教育プログラムの「記号カラダンス」でした。

大人も学ぶことはたくさんありますね!!

 

18/3/3
text by のぞみん