【250625開催報告】はたらく難病ラボvol.10『“活きる場所”を掴みに行け!~私のポジショニング戦略~』

リニューアル後第1弾として、2年ぶり10回目の開催となった「はたラボ」でしたが、おかげさまで、沢山の方にご参加いただきました。
イベントについての詳細はこちらをご覧ください
https://peatix.com/event/4441788/view
自分らしくはたらくために大切なのは、“ポジショニング”?!
今回お話をお聞きした名和さんは、就労支援員として、長年、難病者の福祉に携わっているプロフェッショナル。
ご自身も、潰瘍性大腸炎で17年間闘病生活で仕事ができなかったご経験があり、合う薬が見つかって体調が安定してからは、「もっと活躍したい、活躍できる場所を大事にしたい」と17年分の想いを胸に、情熱的にお仕事をされています。
「社会にとって意味があることをしたい」と熱い思いを語ってくださった一方で、「難病ではたらくには戦略が必要」という言葉も出てきました。
「戦略」という言葉に、情熱だけでなく、冷静さを持ち合わせていることが感じられ、「どうやってその絶妙なバランスを取っているんだろう?」と、興味津々の私は、名和さんの戦略を前のめりになってお聞きしました。
3つの戦略
ご本人曰く、生き残るために行ってきたことは、次の3つとのことでした。
①成長マインドセット
自分は目的ある存在であり、経験を積み努力することで、必ず成長することができると考えている
②回復力(レジリエンス)
逆境、困難を乗り越える力のこと。燃え尽きそうになるときもあるけど、レジリエンスの方法を知っているので実践する。具体的には、
・コーピングリストを作って実践している(「猫と遊ぶ」など)
・メタ認知能力を高める(自分の思考の傾向を掴む)
③社会関係資本
人と人との関係。
人との繋がり、ネットワークを地道に築く
第10回グループディスカッション
社会や目の前の人のために、全力で進む名和さんのお話を聞いて、パワフルで情熱的で素晴らしいと思ったのはもちろん、理想の職場は「猫のいる職場」と笑顔でお話される姿や「ゲーム感覚で仕事を進めている」というお話に、親しみを覚えました。
今回、お話をお伺いして、グループディスカッションで更に自分ごととして考えることで、自分の価値観についても改めて振り返る機会をいただきました。
私自身は、思い立ったら後先考えずに突っ走る危ないタイプなので、名和さんを見習って、冷静さと戦略も大切にしようと自分に言い聞かせました。
(両育わーるどメンバー なつき)
過去の働く難病ラボの動画は、
You Tubeチャンネル『とりすま/障がいや難病のある当事者やご家族のための情報チャンネル』で公開されています。
第10回のアーカイブも後日アップロード予定です。