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日本キャリア・カウンセリング学会第30回記念大会に登壇しました

11月22日と23日に帝京平成大学池袋キャンパスで開催された「日本キャリア・カウンセリング学会第30回記念大会」にて、両育わーるどのメンバーが2つのセッションに登壇しました!キャリア支援にさまざまな立場で関わる方々に、RDワーカーの可能性についてお伝えし、RDワーカーが活躍できる場の共創に向けて呼びかけることができました。

1日目には、「『対話会』でふかめ、ひろげる〜見えてきた『マイノリティ支援』の可能性」と題されたセッションに、両育わーるど代表の重光が登壇しました。このセッションを企画した企業領域連携強化委員会マイノリティ支援チームは、「マイノリティ支援を考える対話会」を日本キャリア・カウンセリング学会内に立ち上げ、LGBTQ+、難病者、排泄障害のある人など多様な人たちのキャリア支援について、当事者や支援者を交えて対話する会を開催しています。今回のセッションでは、これまでの対話会を振り返り、それぞれの立場から、会場に集まるキャリア支援者に対する期待を語りました。

重光からは、難病でも働きたい・働ける・働いているRDワーカーや、症状変動をふまえた3つのタイプ(ゆるゆる・そこそこ・せかせか)について改めて紹介し、キャリア支援者に向けて、「制度の狭間にいる難病者の就労こそ、キャリア支援者の出番で、腕の見せどころ」、「難病者の就労支援は、本人も支援機関も雇用側も皆手探りなので、これまでキャリア支援で難病者に関わったことが無い方もまずは気軽な一歩を。そして一緒にRDワーカーの活躍の機会を増やしていきましょう」というメッセージを伝えました。

2日目は「治療と仕事の両立支援 ~キャリア支援を当事者・支援者とともに考える~」と題されたシンポジウムに両育わーるどメンバーの近藤が登壇しました。「病気に罹患した就労者に対し、治療と仕事の両立を踏まえたキャリア支援をする上での課題と支援策について明らかにする」ことを目的としたシンポジウムでは、キャリアコンサルタントや医師、当事者などが、それぞれの視点から、現状の課題と今後のキャリア支援者の可能性について語りました。

近藤は当事者として、難病者の日常の困難や働き方などについて話をしました。開発中のRDコンパスについても、トライアル結果をもとに、RDワーカーが働きやすい環境を作るためには、職場でのコミュニケーションが重要であること、当事者本人の同意のもと「自分のトリセツ」の作成や「症状の変動」の可視化をすることで、周囲の人とのコミュニケーションを円滑にすることが可能であることを説明しました。また、円滑なコミュニケーションには、心理的安全性の確保が不可欠であり、キャリア支援者の力が必要であることを伝えました。

開発中のサービスRDコンパスの概要

アプリ「RDログ」トライアル結果